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一年の感謝と年の暮れに思うこと
世界も日本も暗いニュースが目につきがちで、ニュースは見たくないと思ってしまうことも少なくありません。
それでも現実には、自分にも遅かれ早かれ影響のあることばかりなので、イヤでも知らんふりはできません。地球はますます小さくなり、地球の裏側で起こったことだから関係ないと言えない時代になりました。
できることは限られています。それでもできることの幾つかは自分のこととして取り組めたらと思います。パレスチナやイスラエルのことを直接どうにかできなくても、日常にある身の回りの暴力や差別、平和を脅かすものにはっきりとNOを言い、少しでも行動することは微力でも着実な一助であることは確かです。一人ひとりがもしその行動を信じることができたら、世界は変わることができるはず。
自分一人の力なんて小さすぎて役に立たないと思って何もしないことこそ、世界を牛耳る勢力や権力者の思うつぼです。自分の力を信じ、声を上げ、行動し、希望を失わないこと。そのためには暗いニュースでのダメージを最小にして自分の楽しみを持つこと、生活を楽しむこともとても大事。そう思って、日々をより良く、前向きに過ごしていかれればと思います。
なんだか年の暮れを意識してなのか、新年の抱負っぽいことを書いてしまいました。
というか、自分に向けての激励かつ自戒の一言になりました。
安心して眠ること、ご飯が食べられることに感謝しています。
皆様、お健やかで、良いお年をお迎えになりますように!
(写真のシャコバサボテンは、植え替えたらやっと花がたくさんつきました。この後、蕾が落ちずに咲いてくれると良いのですが。いつも第一陣が咲いた後、二陣は無残にも蕾がポロポロ落ちてしまい、そのままシーズン終了となってしまうので、どうか次も咲いてくれますように…)
つるべ落としの…、夕暮れの感慨
「秋の陽はつるべ落とし」というが、夕暮れ時の空の美しさに見とれていると、アッという間に日が陰り夕闇に包まれてしまう。
あかね雲と入れ替わるように、東の空には煌々と輝く月が・・・。
夕暮れ時の空に描かれる秋の夕べならではの絵画のような景色。
この、一日のうちのほんのわずかな時間が、私は結構好きだ。
仕事帰り、頭上で繰り広げられる天空ショーを仰ぎ見ながら歩くのは、疲れも癒やされ、心が解放され、足取りも軽くなる。
そんな折に思い出される言葉がある。
海洋学者のレイチェル・カーソンは著書『センス・オブ・ワンダー』の中で、住まいに近い岬の突端で、かつてないほどの美しい夜空を見た時に抱いた思いを、このような言葉で綴っている。
わたしはそのとき、もし、このながめが一世紀に一回か、あるいは人間の一生のうちにたった一回しか見られないものだとしたら、この小さな岬は見物人であふれてしまうだろうと考えていました。けれども、実際には、同じような光景は毎年何十回も見ることができます。そして、そこに住む人々は頭上の美しさを気にもとめません。見ようと思えばほとんど毎晩見ることができるために、おそらくは一度も見ることがないのです
日常にありふれた、でも貴重なひととき!
味わいつつ過ごしたい。
炎天下の買い出しとサルスベリ
昼休みにランチに出てきたとおぼしき会社員男性二人とすれ違いざまに聞こえた会話。
「ウチの方も暑いですけど、埼玉の暑さはすごいですね。暑いじゃなくて痛い!」
「ホントだよね」
「歩いていると息苦しくなりますもん」
男性達は傘も差さず日陰もない中を歩いて行く。
私は日傘を差していても汗が噴いてくる。両手の食料品がずっしりと重い。「とにかく両足を順番に踏み出せば10分後には家に着くのだから」と自分に言い聞かせながら黙々と歩く。何も考えず感じないようにしてひたすら歩く。・・・
ただ買い物に行ってきただけなのに、何の運動をしたのかと言うくらい噴き出す汗。が、その汗を拭う間もなく、帰宅するやいなや、冷蔵品やら冷凍品を大急ぎで冷蔵庫に放り込む。エアコンの風に当たりながら水分補給して、やっと人心地を回復する。高齢者だから買い物が大変なのかと思ったら、美容院のスタッフさん(30代男性)も同じようなことを言っていた。
「買い物しただけなのにいったい何をしたのかというくらい汗びっしょりですよ。帰ったら即シャワーです」と。
なので年齢や性別は関係なさそう。私だけではないのだと変な安心をした。
ただスーパーに行くだけでも、荷物を下げて歩くのだから、とにかく夏の買い出しは気合いがいるのだ!
そんなときに目に入る美しい街路樹の花は一服の清涼剤のようだ!ブラボー!!
(それにしても、写真がボケボケですみません。両手に荷物を持ってスマホを炎天下にかざすのですが、腕は痛いは、汗と熱気でレンズは滲むはで画面がよく見えず、とにかく一枚と思って撮ったのがこれで・・・。ご容赦を)
初夏の夕べ
猛暑だったり、大雨だったり、自然の驚異を思い知らされるこの頃です。
お変わりありませんでしょうか?すっかりご無沙汰して申し訳ありません。
6月に、久しぶりにみなとみらいを訪れた時の写真をアップしようと思ったのですが、ブログ元の仕様変更があって、以前と同じ処理をしてもなぜかエラーが出て写真がアップできませんでした。その間、大学の多忙もあり、エラーを修正できないまま今日に至っているというわけです。
スマホで撮ったどうということもない写真ですが、文字ばかりの日記よりも雰囲気をお伝えできるかなと思ったので載せたかったのですが・・・、残念!
というわけで、ひとまず文字のみの季節のご挨拶になってしまいましたが、挙げさせて頂きます。
夏休みに息子が来るようなら見てもらえるかな~。。。
☆ ☆ ☆
で、なぜこのタイトル???
タイトルだけが浮いてますよね^^;
夕暮れの港に浮かぶ日本丸の白い船体が美しかったのでこのタイトルにしたのに・・・(泣)
(9月4日追記)やっと写真を追加掲載できました。
夏の夕暮れのすがすがしく美しい日本丸が青い海と夜空に映えていました。遠方に緑色の観覧車も。少しでも夏の港の空気を感じて頂ければ……。
澤田嘉郎個展にて
すっかりご無沙汰しているうちに、なんとなんと年末になってしまいました。
申し訳ございません。皆様お変わりありませんか?
私の方は大きく崩れることなく動けていることに本当に感謝の日々です。
とは言うものの、あちこち小さなメンテナンスが必要なお年頃でして、大学の忙しさもあって多忙な日々を過ごしておりました。
そんな中ですが、11月には久しぶりに銀座に出向き、
澤田嘉郎先生の個展にお伺いしました。
コロナのこともあり、数年ぶりです。
澤田先生には10数年前に池袋の「花よろず」という素敵な花屋さんの一隅で、好みの花を選んで絵の題材にするという、なんともわがままで贅沢な水彩画教室の講師としてお世話になりました。
澤田先生は油絵も描かれますが、私の中ではどちらかというと水彩画のイメージが強い方でした。それが今回は油絵が中心で水彩画の点数は少なく、何か心境の変化がおありか?といささか興味が湧きました。
色彩も、以前はソフトな中間色が多かった気がしますが、今回は赤や紫といった鮮やかな色彩が印象に残りました。こうした変化に気づくと、すぐに訊いてみたくなるのが私の悪い癖で・・・。
他にも鑑賞されている方がいらしたので、矢継ぎ早にならないようにちょっとは気を遣いつつ、質問や感想を次々と投げかけてしまいました。
先生の個展の楽しみの一つは、素人の思いつきのような感想や勝手な評価にも真摯に耳を傾け、質問には率直に答えて下さるところです。たとえば今回の色の変化については、コロナの広がりや社会の変化の中で先生ご自身の心境の変化などもあってのことと背景を話して下さったし、赤や紫はご自分でも意識して使っていたことなども答えて下さいました。
「今回の絵の中でどれが一番お気に入りか」「この茎の先の小さな粒粒は子どもの頃原っぱで見た記憶がある」思いつくままいろいろおしゃべりできて楽しい時間でした。そしてこの空間全体が、何より優しい空気で満たされていたのがと~っても居心地良かったです。
表現は人なり、と言いますが本当にこの言葉の通りでした。
(写真撮影・掲載には許可を頂いています)
☆ ☆ ☆
今年一年、世の中いろいろありましたね。
気ぜわしく過ぎていく日々の中に、自分自身との穏やかな対話のひとときを持つことができますように(自戒を込めて)。
皆様にとって、新しい年が平安(serenity)でありますように!