セレニティカウンセリングルーム

カテゴリー 『 セレニティの活動・お知らせほか 』

かたつむり工房

手塩研(手塩にかけて教材作り・授業作りトレーニング研修会の略)で、講師をお願いしている平井先生の主宰される工房が、NHKの「わかば基金」の対象として選ばれたそうです。おめでとうございます!

NHKのサイトの「かたつむり工房」がそれです。

かたつむり工房は精神障害の方達の作業場であり、なおかつエコロジーの実践場でもあります。EM菌でたい肥を作り、それで野菜や花を育てます。作業に来るメンバーの方達には、ちゃんと一日〇〇〇円の報酬も出るそうです。

「もっとちゃんと報酬を出してあげられるようになりたいんですけど」と、平井先生は申し訳なさそうに、もどかしそうに言われます。

「何百円だなんて少ない!」と思われるかもしれません。でも、多くの作業場では何百円どころか〇〇円の世界なんです。

昔、東京都でお手伝いした作業場では、部品の組み立てが一個何円(もしかしたら何銭?)でした。その作業場が特に低賃金だったわけではありません。当時もビックリでした。

今どき信じられないような相場の世界でした。たぶん今でもそんなに変わっていないでしょう。これではとても自立できないし、働く意欲も持てなくなってしまいますね。

国は自立支援法によって施設利用料の自己負担を強いるのではなく、働いた分の報酬がちゃんと支払われるようなシステムをつくってほしいなと思います。そのほうがずっと効果的に自立につながる気がします。

こうした中で、環境問題にとりくみながら働く意欲につながるようなとりくみを模索しているのが「かたつむり工房」です。

基金を元に、菜園の隅にミニログハウスが建てられるそうで楽しみです。皆さまの温かい応援もよろしくお願いします。(イベントの報告「手塩研」)

秋の香りとアサーション

っと言っても、「松茸」ではありません。

窓を開けるとキンモクセイの香りが飛び込んできます。どこからくるのかな?周りにはそれらしい木はないんですが…。

こうしたちょっとした季節の変化に触れられるのはうれしいですね。やっぱり四季の変化があるのはいいものです。
。。。。。

秋から冬へ、講演の機会を二ついただいています。11月は神奈川で、12月は東京で。どちらも学校の先生を中心としたアサーション・トレーニングをベースにしたワークショップです。

先生方と、子ども達や親御さんとのコミュニケーション。それぞれの現場でのご苦労をいろいろ伺うと、マスコミが伝えるような一面的なとらえ方はできなくなります。

「教師の質が云々」「モンスターペアレントが~」「子ども達が変わったから~」などなど、いろいろ言われます。でも、誰かを悪者にしなければならない見方では、根本的に解決していかない気がします。

たとえ、そうした事実があるにしても、一人ひとりが一生懸命とりくんでいることに、ちゃんと真正面から向き合えば、お互いの回路はつながるはず。誰だって、悪い方向へ行かせようと思ってやっている人はいないはずですから。

アサーション・トレーニングがそのための回路を造る一手段として、お手伝いできればいいなあと思います。

そして人と人、同じ時間を過ごすなら、楽しくやりたいものです。楽しく学んだほうがよく身につくと言いますもの。

ということで、
新鮮な気持ちで、ちょっとワクワクしながら(もちろん緊張もしているんですが)、出会いを楽しみながら出かけることにしています。

でも、教育予算って少ないんだなあってしみじみ思います。限られた予算の中で研修を企画する方は大変。とっても恐縮されて報酬の話をされます。私もつい、少しでも役に立てればとお引き受けします。
本当はちゃんと国が教育に予算をつけなくてはいけません。

瞑想とは?

瞑想って、なんでしょうね。

今「瞑想を理解する」というテーマで、ご案内の文を作ろうと四苦八苦しています。同時に、いろんなことを考えさせられます。

日頃、自分の内側を見ないで、外の世界ばかり見て生活しているなあと、自分のせわしなさを振り返らされます。また、瞑想会の参加者の方達の中には、ふだんから瞑想を生活に取り入れている方もいらっしゃるというのに、主催者の私がほとんど怠けていてできていません。

それでも、静かに座れば誰でも瞑想はできますし、やっぱり瞑想会をやってよかったと、毎回開催できたことをありがたく思います。

「瞑想とは、何かのためにするのではない。瞑想をすることで何か報酬を得ようとしてはいけない。瞑想はただ瞑想することそのものに意味があるのです」
と、あるお坊さんの講話にありました。

「瞑想を理解する」のがむずかしかったとしても、そうでなかったとしても、気持ちが良くなることはやっぱり理屈抜きでいいものですね。「いいものはいい」で、続けられたらと思います。

彼岸花の群落

夏の間開け放っていた窓を、しっかり閉めてもまだ寒いこの頃です。虫の音も弱々しく、震えるように聞こえてきます。

一昨日は大学へ通うバスの窓から、彼岸花の群落を見ました。田んぼや畑の広がる真ん中を、一筋、川が流れています。その緑の土手に、真っ赤な彼岸花の群れがあっちにもこっちにも。あんなにたくさんの彼岸花は見たことがありませんでした。なかなか壮観な眺めでした。

このところ、11月の催しの内容についてなど、いろいろ検討しています。久しぶりの「セレニティ瞑想会」の内容や、「アサーション・トレーニング」のご案内についても。
良い内容をお届けできるようがんばります!

「セレニティ通信」NO34ができました!

「セレニティ通信」NO34ができあがりました。一年近くのご無沙汰だったためか、何となくページ数が増えてしまいました。今まで12ページが、4ページ増となりました。

A4二つ折りなので、構造上、必然的に2ページまたは4ページ増になります。たった、一部につき一枚(両面印刷)増えただけなのに、遅いプリンタだとけっこう時間が掛かるものですね。

印刷しながら、何か他のことをやっているとちょうどよい「遅さ」です。→嫌でもスローライフ。

来週には順次発送予定です。新たにご希望の方がおられましたら、メールにてお名前御住所をお知らせくださいませ。後日、サイトにもアップさせていただきます。