カテゴリー 『 雑感 』
しっとり梅雨まぢか
田圃の隅っこで、小さなバケツと網を手に水面をのぞき込んでいる親子の姿を時々見かける。そんな光景を何回か目にした数週間後には、カエル達の大合唱を耳にすることになる。
いつもの梅雨時の風物詩。
ふと見上げた花びらの白い縁取りが新鮮で美しく感じて、ご近所さんの塀に咲き誇っていた花々を撮らせて頂いた。
この日の天気は快晴。でもどんなに晴れていても、どことなくしっとりした空気のこの時季であるからこそ、アジサイは似つかわしいように思う。これって単なる思い込み?
初春の富士
ひとまず元気でおりますというご報告を!
いつものことながら更新もまばらな日記ならぬ月記ですが、
もしどなたかのお目に留まりましたら
読んで下さって厚くお礼申し上げます。
写真は新幹線の窓から見た富士山です。
三が日が明けてすぐに、久しぶりに東海道新幹線で名古屋を往復しましたが、その際、帰路に見た富士山です。
晴れた日に富士山を見ると、嬉しく幸せな気持ちになるのはなぜでしょうね。
このスーッと平野に続くなだらかな稜線の美しさは富士山ならではだと思います。
この写真は、走る車窓から携帯カメラで写したものなので、写真としては全然良くないのですが、
窓の外に富士山が広がってきたときの感動は、心の中が洗われるようなすがすがしさで記録に残したくなりました。
埼玉ではこれほど裾野まで見える場所はなかなかないので、ボケた写真でも私にとっては貴重な一枚になりました。
なぜか秋になると
なぜか、秋は空を見上げたくなる。
夕方、仕事を終え一日こもっていた建物から出たら、目の前に広がる林の木々。
目を上げるとこの空。
うろこ雲なのかひつじ雲なのか、秋によく見る気がする。
午後4時半ごろ。
時刻は上の写真より1時間遅い午後5時半頃。
1時間遅いのにまだまだ明るい(こんなに違うんだ?!と比べてみてちょっとビックリ)。
台風が本土上陸と言われたにもかかわらず、
ありがたいことに進路がそれて大雨にならずにすんだ日。
雨上がりに、うっすら虹が残る。。。
春です、桜です!
新入生や社会人一年生の初々しい雰囲気とともに、うららかな春の空気が街に溢れています。
今年は勤務校でも通常通りの授業形態に戻るようで、2年ぶりに全学生が登校しての授業が再開されます。このままコロナ禍が収まってくれますように、と願うばかりです。
そして早くマスク無しで安心しておしゃべりしたり、深呼吸できるようになりたいものです。
写真は昨日の大宮公園ですが、ちょうど満開の時季で家族連れや若い人たちが大勢。
例年散り始めた頃にあわててお花見に出かけることが多かったので、今年は何とかがんばって満開の頃に間に合ったようです。
小枝の先には、掌で包み込めそうないくつもの花が丸く塊になってこぼれ落ちんばかりでした。
めいっぱい開ききって、でも花びらが落ちるまでにはまだ後少し時間がある。。。。そんな感じのギリギリの満開。
我が家のベランダにも、今日初めて桜の花びらがどこからともなく舞い込んできたので、公園の桜も今日あたりは散り始めているかもしれませんね。
正月の空に思う
明けましておめでとうございます。
皆様、どのようなお正月をお過ごしでしょうか?
年末年始も休みなくお仕事をされている方々もいらっしゃることと思います。
祭日と言えどその過ごし方はさまざまで、それぞれの持ち場での見えないところでの働きがあってこそ支えられている私達の日常であることを、感謝とともに改めて心に刻みたいと思います。
年を取ると月日の流れが速くなると言いますが、最近の速さの感覚は年のせいばかりではないようで、若い人からも「一年が早いなぁ」と漏らす声を耳にすることが多くなったと感じます。
以前だったら何年分もの出来事が一年間に凝縮されたような日々。消化できずに毎日が過ぎていく感覚はわかる気がします。
ゆっくり味わいたいこと、立ち止まって考えたいこと、そんなことが流れの中でかき消されがちになってしまう。そんな思いになることもしばしばですから。
でも、できることなら、今の時代ならではの「何か」を自分なりの視点で見つけ、この時代に生きている私達ならではの実感を味わいながら過ごしていけたらと思います。それがプラスのものなのか、マイナスなのかもわかりませんが・・・。
なんか伝わりにくい表現ですみません。そうではあるのですが、年頭に当たり自分の率直な思いを表現するとすればこんな感じになってしまいます。
このところ、関東地方はありがたいことに、晴れ上がった穏やかな正月が迎えられています。こんな時にふと思い起こす歌があります・・・。
☆ ☆ ☆
何となく 今年はよい事 あるごとし
元日の朝 晴れて風無し 石川啄木
☆ ☆ ☆
親兄弟や友人達の面倒を見つつ、文学界や世の中の動きに関心を寄せ、たくましく生きた啄木らしい名歌だと思います。
貧しさや不運によって辛いことが多くても、正月には日の光を一身に浴び、そこから希望を受け取る豊かな感性と生命力。
私も、新しい年に光を感じつつ、この一年をスタートしたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。