セレニティカウンセリングルーム

カテゴリー 『 雑感 』

梅が満開

近所を散歩すると、あちこちでやっと満開になった梅を目にすることができました。

こうしてみると、今年はヤッパリ寒かったんですね。いつもは桜が咲き始めている頃ですから。その桜はまだまだ。近所の小学校の校庭の桜は、蕾のふくらみも見えませんでした。

とは言え、もう4月も目前。新学期、また新しい出会いが待っています。大学も少子化の影響なのか、年々新入生の数が減っているようですが、今年はどんなかな?
昨年の怒濤の新学期を思い出します。気持ちを引き締めなくては・・・。なにしろ去年は、4月から7月下旬の夏休みに入るまで、トイレ休憩もとれないくらいの忙しさでした。あれほど多忙な年はありませんでした。

でも良くしたもので、どんなに忙しくても、とりあえず問題が解決して新たな一歩を踏み出した学生たちを見ると、疲れも吹き飛んで苦労も報われた気持ちになってまた頑張ろうという気になれます。ああ、よかったよかったと。そんな「よかった」が体験できるからこそ、心配したり、落ち込んだり、グッタリ疲れたりしたとしても、続けていられるのだと思います。

プラス、元気になっていく人に接することで、こちらも一緒に元気になれるのが人間関係ならではの面白いところで、心理相談の醍醐味かもしれません。このことは学生相談に限らず、カウンセリングルームでも同じですが・・・。
何はともあれ、そんな新学期がもうすぐ始まります。

風邪

寒さの中にも、ちらほらと春の気配が見え始めました。と思った途端、ドカッと雪が降ったり、定まらないお天気ですが、皆さま、お変わりありませんか?

と、言いつつ、私自身が珍しく風邪を引いて寝込みました。もうだいぶ回復しましたので、ご心配なく。

幼少時は年中風邪を引いていた子どもでしたが、自分が親になってから以降は滅多に風邪を引かなくなりました。寝込むようなことは10年に一度、あるかないかというくらいだったのですが・・・。<歳を考えなさい>というありがたい天の声かもしれませんね。気をつけます!

寒暖の差が激しくなる時季です。
皆さまもどうぞご自愛くださいませ。


(写真はクリックすると、少しですが大きくなります)

久しぶりに県立美術館で絵画展を楽しんできました。帰り際に噴水の横を通ったら、きれいな虹が・・・。噴水の水が数十秒の間隔で上がるのですが、その度に虹が見えるので、見ていて飽きません。

でも、温かい日射しのお昼時とはいえ、日陰には雪や氷が残っていて、やっぱりずっと立っているのは寒かった!

新年

明けましておめでとうございます。
と挨拶しながらも、複雑な心境も混じる今年のお正月です。どうか今年が、少しでも明るい年になりますように・・・。

それにしてもこんなにお正月らしくないお正月も初めてでした。年々、季節感が薄らいできているとは感じていましたが・・・。そんな時代なんですね。時間に追われているということでしょうか。

たまたま昨日ラジオを聞いていて、豊かな暮らしとは何なのか、改めて考えさせられました。もう随分長いこと言い尽くされてきたことですが、未だに、というかさらに問題が深くなっている気がしています。「豊かさ」ということに関してです。

ラジオでは、コスタリカで女性の就業支援のNPO活動をしていた日本人女性へのインタビューが流れていました。

コスタリカは軍隊を持たない国として有名ですが、その分の経費を教育につぎ込み、女性たちが元気で、国民が自信と誇りを持っており、午後4時に仕事を終えると、一斉に家に帰り、家族と夕食を摂り、早々と9時には寝てしまうそうです。そんな国から日本に帰ってきて、女性が友人から聞いた話が、「この頃は、コンビニでなくても終夜営業しないとやっていけない」だったそうで、いったい日本はどれだけ貧しい国なのかと思ったそうです。

本当にそうですね。雇用も厳しくなって、病気になっても休むと職がなくなるから休めないということも、実際耳にしたこともあります。学生さんの相談をしていてもそれは感じます。相談の背景に伺える家庭状況からは、家族の気持ちに余裕がなくなってきていることを感じます。そのことはまた、家族一人ひとりの活動(勉強や仕事や家事等々)が喜びにつながっていきにくい状況を生んでいるように思われます。

4時まで働いて、家族で揃って食事をし、今は貧しくても将来は国が発展するんだと希望を持てる国。思い浮かべただけでホッと心が和みます。日本もかつてそうであったのに、高度経済成長を経て気づいたらここまで来ていて、いつの間にかあのほのぼのした空気はどこかに行ってしまっていました。。。。もう一度、原点に帰って、今あるものを見つめ直すことで、向かうべき方向が見えてくるのかもしれません。

新年だからでしょうか。妙に神妙に語ってしまい、失礼しました。
またまた昨年も、日記の更新が「月記」になってしまいましたが、今年はどうかなあ~(早くも???)がんばります!(いえ、ほどほどに、ね)。

今年もよろしくお願いいたします。

今年はまだ2ヶ月「も」

大学のキャンパスでは銀杏が色づき始めました。

またまたご無沙汰している間に、季節はすっかり秋の装いに変わってしまいましたが、皆さまお元気ですか?

もう11月も間近。本屋さんや文具屋さんの棚には来年のカレンダーや手帳がたくさん並び始めました。え、もうそんな時期?、といつにも増して早かった気のするこの一年にビックリです。

とは申せ、いえいえ、今年はまだ2ヶ月[ も ]ありますよ。2ヶ月しかではなく、2ヶ月もある。ということで、いろいろあった今年ですが、もう一度ここで気持を新たにしたいと思います。

あきらめず、前を向いて楽しく、少しでも良い年にしていきたいなあと・・・。ネガティブな情報が多いご時世ですが、子ども達や若者に接していると、この歳でなければできないことがあるのではと勇気づけられます。

深まりゆく秋の気配を日に日に感じながら、食欲の秋・芸術の秋も楽しみつつ、じっくり何ができるかを考えたいと思っているこの頃です。