「秋の陽はつるべ落とし」というが、夕暮れ時の空の美しさに見とれていると、アッという間に日が陰り夕闇に包まれてしまう。
あかね雲と入れ替わるように、東の空には煌々と輝く月が・・・。
夕暮れ時の空に描かれる秋の夕べならではの絵画のような景色。
この、一日のうちのほんのわずかな時間が、私は結構好きだ。
仕事帰り、頭上で繰り広げられる天空ショーを仰ぎ見ながら歩くのは、疲れも癒やされ、心が解放され、足取りも軽くなる。
そんな折に思い出される言葉がある。
海洋学者のレイチェル・カーソンは著書『センス・オブ・ワンダー』の中で、住まいに近い岬の突端で、かつてないほどの美しい夜空を見た時に抱いた思いを、このような言葉で綴っている。
わたしはそのとき、もし、このながめが一世紀に一回か、あるいは人間の一生のうちにたった一回しか見られないものだとしたら、この小さな岬は見物人であふれてしまうだろうと考えていました。けれども、実際には、同じような光景は毎年何十回も見ることができます。そして、そこに住む人々は頭上の美しさを気にもとめません。見ようと思えばほとんど毎晩見ることができるために、おそらくは一度も見ることがないのです
日常にありふれた、でも貴重なひととき!
味わいつつ過ごしたい。
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真夏の外出はまさに苦行ですね。
昼休みにランチに出てきたとおぼしき会社員男性二人とすれ違いざまに聞こえた会話。
「ウチの方も暑いですけど、埼玉の暑さはすごいですね。暑いじゃなくて痛い!」
「ホントだよね」
「歩いていると息苦しくなりますもん」
男性達は傘も差さず日陰もない中を歩いて行く。
私は日傘を差していても汗が噴いてくる。両手の食料品がずっしりと重い。「とにかく両足を順番に踏み出せば10分後には家に着くのだから」と自分に言い聞かせながら黙々と歩く。何も考えず感じないようにしてひたすら歩く。・・・
ただ買い物に行ってきただけなのに、何の運動をしたのかと言うくらい噴き出す汗。が、その汗を拭う間もなく、帰宅するやいなや、冷蔵品やら冷凍品を大急ぎで冷蔵庫に放り込む。エアコンの風に当たりながら水分補給して、やっと人心地を回復する。高齢者だから買い物が大変なのかと思ったら、美容院のスタッフさん(30代男性)も同じようなことを言っていた。
「買い物しただけなのにいったい何をしたのかというくらい汗びっしょりですよ。帰ったら即シャワーです」と。
なので年齢や性別は関係なさそう。私だけではないのだと変な安心をした。
ただスーパーに行くだけでも、荷物を下げて歩くのだから、とにかく夏の買い出しは気合いがいるのだ!
そんなときに目に入る美しい街路樹の花は一服の清涼剤のようだ!ブラボー!!
(それにしても、写真がボケボケですみません。両手に荷物を持ってスマホを炎天下にかざすのですが、腕は痛いは、汗と熱気でレンズは滲むはで画面がよく見えず、とにかく一枚と思って撮ったのがこれで・・・。ご容赦を)
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暑中お見舞い申し上げます!
猛暑だったり、大雨だったり、自然の驚異を思い知らされるこの頃です。
お変わりありませんでしょうか?すっかりご無沙汰して申し訳ありません。
6月に、久しぶりにみなとみらいを訪れた時の写真をアップしようと思ったのですが、ブログ元の仕様変更があって、以前と同じ処理をしてもなぜかエラーが出て写真がアップできませんでした。その間、大学の多忙もあり、エラーを修正できないまま今日に至っているというわけです。
スマホで撮ったどうということもない写真ですが、文字ばかりの日記よりも雰囲気をお伝えできるかなと思ったので載せたかったのですが・・・、残念!
というわけで、ひとまず文字のみの季節のご挨拶になってしまいましたが、挙げさせて頂きます。
夏休みに息子が来るようなら見てもらえるかな~。。。
☆ ☆ ☆
で、なぜこのタイトル???
タイトルだけが浮いてますよね^^;
夕暮れの港に浮かぶ日本丸の白い船体が美しかったのでこのタイトルにしたのに・・・(泣)
(9月4日追記)やっと写真を追加掲載できました。
夏の夕暮れのすがすがしく美しい日本丸が青い海と夜空に映えていました。遠方に緑色の観覧車も。少しでも夏の港の空気を感じて頂ければ……。
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5月初旬の連休の中日。
定例となっている瞑想会を開催しました。
コロナ禍以後では本当に久しぶりに、複数人数のご参加で開催することができました。
とはいっても、もともとが少人数の会なので、総勢5名でしたが、一時は主催者(私)とリード役の講師(ソハム)だけということも珍しくなかったので、5名は嬉しい人数なのです。
もちろん瞑想は一人でも二人でも、本質的なところでは何も変わらないのですが、複数の人が参加することでその場の空気やエネルギーはやはり微妙に変化します。
ここが人間の面白いところですね。やることは変わらないのに、起こることは微妙に変化する。数字や理屈では計れないプラスアルファの作用があります。実際に瞑想を複数人数でやっていると、人の動きや言葉から得るものや影響されることは少なくないですし、それらが刺激となってさらに自分の言葉や振る舞いが変化しているように思います。この相互作用の妙は、複数の参加があって初めて起きることです。
一人で座る瞑想の実りはそのままに、さらに大きなエネルギーと安心感に包まれている感覚を持つことができる、そんな感じでしょうか。もちろんこれは、あくまでも私個人の受け取った感覚で、皆さんそれぞれの感じ方がおありとは思います。
終わって会場の外に出たときに見上げた空の広さ、空気のすがすがしさは今も鮮やかに思い起こせます。
これから少しずつ、コロナ前のように、ご参加の人数がもどってきてくれますように…。
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記事に関連するコトバ 瞑想会
新学期がスタートしました。
大学も初々しい新入生の姿が見られ、キャンパス全体がリフレッシュした空気が感じられます。何度経験しても、この4月当初の雰囲気は心躍らせるものがあって好きです。
新学期といえば桜がつきものでしたが、今は開花が早くなり、入学式の頃は葉桜なのがちょっと残念ではあります。
お花見と言えば、3月の末に何年ぶりかで千鳥ヶ淵へ桜を見に行きました。
この日はあいにくの薄曇りで、おまけに夕方近くだったので、花の色があまりくっきりとは見えていませんが、逆にしっとりと落ち着いた風情を楽しむことができたので、これはこれでよかったかなと思います。
千鳥ヶ淵周辺は、コロナが落ち着いてきたせいか、海外からの観光客と思われる人たちも大勢散策していて、平日であるにもかかわらず結構な人出でした。
それでも、お花見をする人の顔はみな穏やかで楽しそうで、人の数は多くてものんびりと歩くことができたので、まさに春爛漫を味わった午後でした。
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記事に関連するコトバ 千鳥ヶ淵、お花見, 桜