もう5~6年前のことです。確か、福井県ででしたか、子どもチャイルドラインという無料の子ども電話相談が始まった頃、運営主体が発行するNPOの機関誌で、チャイルドラインの担当相談員の報告を読む機会がありました。その中の一つに、ちょっと考えさせられた報告がありました。
子ども達からの相談の内容について書かれていました。もちろん、悩みの相談が寄せられるのは当然のことながら、相談員もビックリしたのは、日常会話のような電話もけっこうたくさん掛かってきたことだったそうです。たとえば・・・
「ボク、今日、サッカーをやったよ。」
「私ピアノを習っているの。」
「ウチのネコの名前はねー…」
などなど。
ふだん家族と交わすような会話の内容だったとか。
そんなとき相談員が「お留守番なの?」と尋ねると、たいていは家族の誰かが家にいたそうです(相談日は休日でした)。
家に家族はいるけど、家の人と会話しないで外部の相談電話に電話を掛ける。
そんな時代になっているんだ!と相談員の報告同様、私もちょっとショックでした。
今、大学の相談室で学生に接していて、彼らにも同じ状況を感じています。こちらは子どもだから問題はいっそう深刻。で、「大学の彼らは一応おとななんだから…」と思ってみたりもしますが………。
それでも、何だかモヤモヤと気持ちは晴れません。あれこれ考えても、簡単には答えは見つかりません。でも、一つハッキリしているのは、子どもや若者達に静かに起きている「異変」が自分の身の回りにないかセンサーを働かせること。そして気づいたらまず、身近な彼らに一声かけることではないのだろうか、そんな気がしているのですが・・・。
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今日は7月のアサーション・トレーニングの日。数日前から、台風接近と聞いて気が気ではありませんでした。が、何とか無事に終わってまずそのことにホッとしています。会が終わる頃には晴れ間も見えてきて、窓の外からは、おみこしを担ぐ祭りのかけ声も聞こえてきました。
終わって外に出ると、提灯がぶら下がった街路は道路脇に並んだ屋台から、いろんな匂いが漂ってきて、まさに「夏ー!」という雰囲気。空模様のほうは、やっと雨が上がったところで、これからも一雨来てもおかしくないお天気でしたけれど…。
この日のワークショップの中身は、新鮮な風を運んでくれる新規参加の方と、「継続は力なり」のリピーターの方と、いろいろと相互に刺激しあえる、充実した時間であったと思います。
次回のワンポイント・レッスンは何にしようかな、と今日のトレーニングを振り返りながら、早速構想を練っています。
近いうちに、今日の参加者からいただいた感想をアサーション・トレーニングのページに掲載する予定です。よかったら感想も読んでみてくださいね。次回は、8月はお休みして、9月1日(土)になります。
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一昨日は、アサーション・トレーニングの研修会講師として、呼んでいただきました。研修会では講義中心ではなく、できるだけ実感でわかっていただけるよう実践トレーニングを工夫してプログラムに取り入れました。前日に研修会場に宿泊して、翌日朝から夕方5時まで、一日かけての研修プログラムでした。
30名ほどの参加者の皆さんがとても熱心に学んでくださって、私自身も気づかされることがいろいろありました。ふだんのワークショップのように少人数なら実感していただけることも、大勢となるとなかなかそうはいきません。「ここをこうすれば、もっとよく理解してもらえそう」と思いつくところをチェックして、次に備えます。この研修会はシリーズで依頼されているので、次は10月の予定です。何とかして、アサーティブな表現の心地よさを実感でわかっていただきたいなあとしつこく思っていて、次はさらに工夫して、バージョンアップしようと気持を新たにしました。
ということで、自分では意識していなかったのですが、けっこう緊張していたみたいです。研修会が終わった途端、ドッと疲れが出たらしく、昨日は一日中、眠いのと脱力とでボーッとしていました。
今度の日曜日は、セレニティの定例アサーション・トレーニングがあります。こちらは6名の参加予定。ほとんどマンツーマンのワークショップです。いつものように楽しく充実したトレーニングに、と思っています。
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先日、電車でドア付近に立っていた時のこと。途中から、赤ちゃんを抱いて、男の子を連れたお母さんが乗って来ました。同じドアの、私と反対側に立ちました。
お母さんはスリング(でしたっけ?ダッコ紐のことです)で赤ちゃんをダッコ。赤ちゃんは気持ちよさそうな寝顔です。
男の子は3歳と4歳くらいかな?お兄ちゃんの方は小さな布の手提げ袋からペットボトルを取り出すと、一口飲んで、お母さんも一口。兄弟はドアの窓からおとなしく外を見ています。
それほど混んでいるわけではないけれど、座席はどこも空いていません。若いお母さんは、駅が来ても座席を捜すふうもなく、最初から座らないつもりのように見えました。
とにかくじゃまにならないようにと、ドアが開くたびに優しく男の子の頭に手をやって、端に寄るように促しています。
“ボクたち”おとなしいなあ、エライなあと見ていました。そうこうするうちにお兄ちゃんの方が、ドアの隅にしゃがんで座席の壁によりかかって眠り始めました。駅に着いてドアが開くたび、立ち上がってよけています。
お母さんが、「見えなくて危ないから立っていなさい」と注意します。
やがて私の降りる駅になりました。3人はまだ座れません。でも、きっと次の駅では座れるはずです。次は乗り換え駅だから、ドッと乗客が降りるんです。私もちょっとホッとしました。
子どもが立っているのはけっこう賛成です。でも赤ちゃんや幼児を連れたお母さんは座らせてあげたい気がします。この間は、臨月近い妊婦さんが、混んだ電車の中で、やはりドア近くに立っていました。赤ちゃんや幼児を連れたお母さん、それに妊婦さん達、きっと迷惑にならないように気を遣っているのではないかなあ、そんな気がするんです。
遠慮しないで、「“迷惑”をかけ合おう」でいきましょうね。
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時々、若いお母さんがこんなふうに言うのを聞くことがあります。
「子どもを預かってもらえるのはありがたいんですが、そうすると今度は自分が預からなくちゃいけないって思うと、気持の負担になって、お願いできないんです。」
何かしてもらったら、すぐにそれにお返ししないといけない、そんなふうに思いこむとすごく人間関係が堅苦しくなってしまうことってありますね。
持ちつ持たれつ、困ったときはお互い様、そう考えて、お互いに助け合えるといいなあと思います。
何かしてもらったらすぐにお返ししなくてはいけないというのではなく、相手が困っているときに自分のできることがあったら、別のことでお返しするのでも良いと思うのです。
それは直接、親切にしてもらった当人にではなくても、自分が出会った困っている誰かに力を貸してあげるのでもお返ししたことになるのではないでしょうか。
福祉の仕事で実績を積まれ、参議院議員になられた黒岩秩子さんに名刺をいただいたことがあります。名刺には「“迷惑”をかけあおう」と書かれていて、ハッとさせられました。福祉の現場の長かった黒岩さんの実感がこもっていると思いました。何らかのハンディがあって支援を必要とする人が、安心して「迷惑」をかけることのできる社会こそが、誰にとっても安心して暮らせる社会でしょう。
<人に迷惑をかけてはいけない>だけが強調されてしまうと、困っている人や助けを必要とする人が「手を貸して下さい」と言えない社会になってしまいそうな気もします。
と言いつつ、自分の子育てを振りかえると、あーホントに迷惑のかけっぱなしだったなあ。Eさん、Kさん、Sさん…それに数え切れないくらい多くの方に文字通り迷惑かけたし、お世話になったなあと、反省しきりです。私の場合、本当の迷惑だったような気が・・・。
でもどうかその分、今がんばっている若いお母さん達にお返ししていきますからね、ゆるしてね!
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