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関連するコトバ 『 花 』

改めて“沈丁花”

桜が咲く前の一時期、ほんの束の間、
良い香りを放って楽しませてくれる沈丁花に
今年も出会うことができました。

「懐かしいこの香りは?」と周囲を見回すと…。
道路際のお宅の垣根に沈丁花のひとかたまり。
春のぬくもりを感じる空気の中で私を思い出に引き込んでくれる香りです。

 

 

幼少期の実家の庭にあった沈丁花は、
庭の片隅にたった1本…。
写真とは違い紅色の混じった沈丁花でした。

当時は特に気にも留めないほど身近にあった花木でしたが、
今改めて見ると、濃い緑色の葉と白い花のコントラストが鮮やかで、
良い香りを放つその存在感はそれなりにインパクトがあるな~と思います。

以前は気にも留めずに見逃していたものに対して、
気になったり気づいたり、歳とともに視点の変化を感じるこの頃です。

 

 

 

お上りさんの心境で

昼間の暑さもようやく落ち着いてきた先日、

何年ぶりかで丸の内周辺を歩く機会がありました。

皇居方面に向かって歩いていたら、、、、

 

そうしたら、なんとまあ、驚いたことに、

目にしたことのない光景が広がっていて!

きれいに整備された街路の両側には、

飲食やファッション・インテリア・趣味のお店等々。

ブランド店もいっぱいで、何だか浦島太郎の心境。

というか、お上りさんの心境でした。

それに圧倒的に若い人が多くて、

カップルやファミリーが大半。

時代は変わっていくんだなぁと感動と郷愁とちょっぴりの寂寥感を

しみじみ実感しつつ歩きました。

ハンギングの花々も手入れの行き届いた生のお花なんです。

それが自然と都会の風景のコラボレーションとでもいうか、とても良い雰囲気を醸し出していて、思わず見とれてしまいました。

右に左に首を振りながら、ほーっと感心したり、アラッとビックリしたり、、、歩く姿はまさにお上りさんでした(笑)

そんなこんなで気づいたら、いつの間にか東京駅から有楽町まで歩いていました。

こんなふうに、日本中のそれぞれの街に歩くことが楽しくなるような道がいっぱい増えるといいなぁ。

その地域の特性や郷土色を生かして・・・。と、そんなこともチラッと思ったり。

次回はぜひ、ストリート脇のお店で軽食を買ってベンチでおしゃべりを!と決めました。

寒くなったらベンチが撤去されるとかありませんように・・・。

※帰宅後に調べたら、「丸の内ストリートパーク」といって、コロナ禍以後の社会実験的プロジェクトの意味あいがあるそうです。