セレニティカウンセリングルーム

コロナ禍と人間関係

日差しが明るくなりましたね。

もう春ですね。

年が明けたと思ったら、アッという間に3月になってしまいました(あくまで私自身の感覚ですが、本当に日々が飛ぶように過ぎた感覚でした)。

新年早々、またまたご無沙汰続きですが、

あきれることなく、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

皆さん同様だと思いますが、コロナが広がってから、

ふだん交流のあった方達とも久しくお目に掛かかれていません。

仕事上でも、プライベートでも。

オンラインや電話だけでは、つながれる方とはつながっていても、

やはり直接交流するのとは大きな違いがありますね。

ネットも電話も一手間掛かる上に、

声や文字だけの伝達にはそれなりの配慮が必要になり、目に見えない部分で

何かと疲れているように思います。

 

コロナが落ち着くまでにはもうしばらく掛かりそうなので、

今年はコロナへの対処にしても、もう少しうまく力を入れるところと抜くところのバランスを取りながらやれたらと思っています。

昨年のようにコロナで右往左往するばかりでなく、もう少し主体的に動ければと。

 

昨年は本当にコロナに振り回されました。

正確にはコロナに起因する人間関係に大きな労力を割かされたと言った方がいいかな。

ここで詳細は書けないのですが、コロナによって日頃見えなかったいろいろな側面があぶり出され、

ある意味、人間を多角的に見る経験をさせられたとも言えそうです。

自分自身を含めてですが、改めて人間の悲喜こもごもの側面を学ぶ体験でした。

それはネット(メール)でのやり取りが、実際の直接対面するやり取りとは別の関係性を引き出したという表現もできるでしょう。

非言語を伴わない言語のみのコミュニケーションの課題とも言えます。

 

今、うららかな春の日差しの中で、ついうとうとと春の惰眠をむさぼりがちな日々。

昨年度のそうしたいろいろな思いをも振り返りつつ、

リフレッシュして4月を迎えたいと思っています。

 

それにつけても気がかりなのは、大学の新入生のことです。

コロナが一定程度落ち着いてくれないと、新入生がまた昨年度のように、

学生気分をまったく味わうことなくオンラインでの学生生活をスタートさせねばなりません。

昨年度は入学式も、部活やサークルの紹介もなく、ガイダンスも履修登録もすべてオンラインで、

友達の顔を見ることもなく自室でパソコンに向かうスタートでしたから、孤独感を感じた学生さんは少なくなかったように思います。

 

新年度には、少しでもコロナが落ち着いて、幾分かでも大学生らしい新入生気分を味あわせてあげられたらと思います。

ですが、最近、スーパーの入り口でアルコール液を使わない人をよく見かけるようになりました。

1週間前にはスルーする人は見なかったのに・・・。明らかに慣れが出てきているようなので、

気持ちはわかるけれど、後もう少しがんばってコロナが落ち着く方向へ持っていけますように、みんなでがんばりましょう。