セレニティカウンセリングルーム

一人からの一歩

あけましておめでとうございます。

関東は年末からずっと、晴れて穏やかなお天気が続いています。
嵐や猛吹雪の地方もあるそうですので、そうした地域にお住まいの皆さまはくれぐれもお気をつけくださいませ。
そして、年頭に当たり思うのは、やはり・・・
日本中・世界中が、一日でも多く、平和で穏やかな日々を過ごすことができますように・・・。

飢えや寒さに震える人がいます。
海の向こうでは、テロや戦争で理不尽に命を落とす人も絶えません。
私たち個人の力では世界の潮流を変えることはできませんが、自分の中の暴力性をできるだけ小さくして危険な流れをつくらないことで、世界の平和に貢献することはできます。

戦争が人の心の中から生まれるものだとすれば(あるいは為政者が、個々の市民の心の中の暴力性を利用して始めるものだとすれば)、一人ひとりが心の中の暴力性を極力小さくし、代わりに愛や慈しみを育むことに努めれば、戦争に至る危険性を極力小さくすることにもつながるはずです。

そうした一見遠回りのようなささやかな行動が、平和な日々につながる道のように思います。「カウンセリング」や「アサーション」を通して、そんなふうに皆様と共に育ち合う日々を歩んでいかれたらと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

私個人としては、今まで以上に力の入れ所と抜く所を意識しながら動くことが必要になりそうな気がしています。緩めるところは緩めて、上手にリラックスしながら、ということでしょうか。緩みっぱなしになっちゃったりして~^^);;;

(写真は年末の大学構内のスナップです。ポインセチアといえばクリスマス?ちょっと季節がずれましたが、ご容赦を!)

一日、一年をあの頃のように・・・

初冬のキャンパス。
写真は2週間くらい前でしょうか・・・。
今はもう、ほとんど葉を落とした木々が寒空にそびえています。
。。。。。。
。。。。。。

ということで、今年もあと3週間あまり。
本当に、一年の何と早いこと!

「小学生の頃の一日は長かったなあ」
「そうそう。学校から帰っても、まだたっぷり遊べたし、、、、。一日が長かった!」
「一瞬、一瞬思いっきり遊んで、その時、その時をめいっぱい味わっていたんだろうな~」と、昼休みの雑談で子どもの頃を思い出しました。

この歳になると、昨日に続く今日がつつがなく当たり前に過ぎていくことで、落ち着きが保たれていることを感じます。それはそれで良いことと思うのですが、でもやはり新鮮な感動が薄れているのも確かです。

子どもの頃は、小さな発見や感動が一瞬一瞬を輝かせて、一日を存分に体験できていたのだろうと思います。だからあの頃の一日はたっぷりと長かった。

あの頃のような一日に少しでも近づけたら、、、と切望するこの頃です。

めげる日も、全然気持ちの乗らない日もあります。そんな中でも、「いろいろな日があって当たり前」と、自然体で流せれば・・・。
残り少ない2013年ですが、一日一日を大事に過ごそうと思います。
皆さんも、風邪など引かれずに、お元気でお過ごしくださいね。

心とからだの冬支度

今年も残すところ2ヶ月ですか、、、早いですね。
8月以来、何度も台風が来たり、竜巻、大雨など、今年の夏の自然の変化はすごかったですね。個人的にも、公私ともにバタバタと過ごした数ヶ月だったせいか、最近何だかとても眠いです。ボケーっとしていたい気分満タン。

そんな中、先週は瞑想会、今週はベリーダンスエクササイズに参加することができ、心と体をお掃除したり、ほぐしたりして、ようやく少しホッとしてきたところです。

ちなみに、「ベリーダンス」と言ってもダンスのためのエクササイズではなく、ベリーダンスの基本の体の使い方を覚えながら、特に女性の体の持つ本来の機能を生かしていこうという素敵な企画なのです。指導をする友人から声を掛けられて初めて参加しましたが、終わってとてもスッキリと気持ちが良かったです。最後に少しだけ、ベリーダンスの音楽を掛け、あの(名前はわからないのですが)ジャラジャラと音のするベルトを着け、ダンスの真似事をさせてもらえたのも楽しかったです。東京と埼玉で少人数の会を催されているようなので、興味のある方はご紹介しますので遠慮無くご連絡下さい。

瞑想会についてはこちらに感想を書かせていただきました。
        ↓
「10月の瞑想会の感想」

朝晩はだいぶ寒くなってきました。心と体のメンテナンスをしつつ、元気で冬を過ごせるようお互い気をつけましょう。

実りの秋へ

稲刈りのすんだ田んぼの所々に白鷺の姿が見え隠れしているこの頃です。大学に向かう送迎バスの車窓から見える風景も、すっかり秋色に染まりました。キンモクセイの香りに、早くも秋も半ばなのだと季節の移ろいの早さを感じています。

ブログがすっかりご無沙汰になり、すみませんでした。
大雨や突風、竜巻に台風と、この夏は本当に次から次へと自然の猛威に圧倒され通しでした。それに負けず劣らず、人間関係や社会の諸々の変化に、身辺も周囲も大嵐(?)。転覆しそうになりながらも、どうにかこうにか持ちこたえて秋を迎えることができました(ホッ・・・)。

皆様はこの夏をどのようにお過ごしでしたか?
何はともあれ、ちょっとホッと一息つきながら、秋から冬への自然の変化と共に、静かに自分自身も見ていきたいなあと思うこの頃です。

私事ですが、つい最近、高校の同窓会に、久々に出席しました。会えば気分は高校生になれるのが、同窓会のすごさですね。かつてほとんど口をきいたことの無かったような仲でも、言われた言葉に傷ついた経験でも、不思議と今は懐かしい仲間と出来事にしか思えず、月日は人を優しい目で見る能力を与えてくれたのかもしれないと少しばかり感動しました。

これも、青春という青く混沌とした嵐の中から、俯瞰して見られるようになった今だから言える、秋の景色の一つかもしれないと思ってみたりしています。若葉も素敵だけど、紅葉もなかなかいいものですね。まだまだ実りとまではいかないところが、なんとも・・・ですが。

お盆休みの東京

正月休みやお盆休みの東京は人通りが減って、街の景色も雰囲気も別の街のようです。そんな東京が結構好きで、お盆休みの一日、静かな東京に行って来ました(写真はクリックで拡大します)。

行った先が東京タワーで、撮った写真が高層ビルって、まるっきりおノボリさんですね~。
この日は浅草にも寄ったのでスカイツリーも間近で見ましたが、私の好みとしては東京タワーの方が好きかな?赤白のコントラストのなだらかなフォルムは、裾野の長い富士山にも通じる美を感じます。

人にぶつからずにのんびり歩くことができると、歩くのが苦ではなくなります、楽しくなります。普段いかに私たちは人混みにもまれているかを改めて思いました。海外から帰ってきてまず感じるのは空港ロビーでの人の多さです。「これぞ日本!」という感じで、「さあこれからいつもの日常が始まるぞ」と気構えを迫られる気がしたのを覚えています。

人口密度の高さというのは、きっと日本人の気風やメンタルヘルスにも少なからず影響しているでしょうね。大勢の中でできる限りストレスを減らして生活するためには、いやでも集団行動がうまくならざるを得ないというメリットがある反面、一方では、常に何事も競争というストレスにさらされるデメリットもあります。

日本には江戸時代くらいの人口が適当だという話も聞いたことがあります。少子化は国の活力が落ちるからと悪いことのように言われることが多いですが、働き手を増やすために子どもを産めというのは本末転倒では?人口がだんだん少なくなったらなったで、ライフスタイルを無理のない形に変えていけばよいのではないでしょうか?それに、子どもを安心して育てられる社会にしていけば、自然に子どもの数は増えていくはず。そんなこんな、人口密度のことなど思いながら、エネルギッシュな東京もいいけれど、のんびり、ゆとりのある東京もいいな~と思った一日でした。