関連するコトバ 『 子どもの本 ルース・クラウス 』
ほんとのことば
何やら哲学的なタイトルなのですが。。。。。
「あなはほるもの おっこちるとこ」
数日前からこの言葉が耳に残っています。思い出すと、胸の中がほ~~んわりします。
この言葉、いったいなんだと思われますか?
「あなはほるもの おっこちるとこ―ちいちゃい こどもたちの せつめい」
という絵本の題名なのです。(ルース・クラウス文 モーリス・センダック絵 わたなべしげお訳)岩波書店
保育園や幼稚園の子どもたちから保母さんたちが集めた「ほんとのことば」だそうです。
たとえば、こんなのもあります。
「ケーキのかすをゆかにおとさないようにひざがついているんだよ」
思わず、「へ~、そうだったんだ!」と新発見した心境になったり、
かと思えば、
「はなはこすりあわせるもの」と聞いて、
「そういえば子ども達が小さかった頃、そんなことしてたなぁ」とか…、思い出したり。
ちなみに、「あなははいってすわるとこ」というのもあります。砂遊びがしたくなりますね。
実をいうと、私はまだ、この本そのものは読んでいないんです。東京新聞の「続 絵本がともすあかり」というコーナーで松井るり子さんが紹介しているのを読んだだけです。
タイトルを思い出すたび「うふふ」と、一人ほのぼのしているので、せっかくだから皆さんにも、とご紹介したくなってしまったというわけです。