セレニティカウンセリングルーム

オペラ歌手並みのウグイス?

ある朝、小鳥の声で目覚めました。チュンチュンではなく、ホーホケキョの鳴き声で。
目覚めて気づいたのですが、とてもクッキリはっきり聞こえる鳴き声なのです。ウグイスって、こんなにはっきり大きな声で鳴くものだったかしら・・・。

(話は横道にそれますが、ウグイスの声を「ホーホケキョ」と聞き取った人もすごいですね。あの声を文字に起こせと言われて、「ホーホケキョ」と聞き取れません。そう言われてみるとそういうふうに聞こえてきますが、自分がホーホケキョと聞き取れるかというと自信がありません。かといって、じゃあ何と聞こえるかと訊かれれば答えられません。最初にウグイスの声に「ホーホケキョ」と当てはめた人はすごい!と、感心します)

さて、それはそうと、この朝のウグイスの声は、とにかく大きい。声量たっぷりなのです。人間で言えば、オペラ歌手並み。パヴァロッティかカレーラスかといったところです。ベランダの目の前の栗の木あたりに止まって鳴いているらしく、ひとしきり鳴いてはしばらく休むを繰り返しながら、長いこと鳴き続けています。

そのうち、近所の人が二人ばかり出てきて、ウグイスの声のする方を見上げて何か会話しているようでした。私だけではなかったのですね。この声量たっぷりの鳴き声が気に掛かっていたのは・・・。

その時、ふとバカなことを思いめぐらしてしまいました。
もしかして、あの木を見上げている人達は、逃げた九官鳥を探しているのではないだろうか?ウグイスと思ったのは、ウグイスの鳴き声を覚えた九官鳥だったということはないだろうか?その九官鳥が逃げ出して鳴いているのを、飼い主が聞きつけて探しに来たのではないだろうか?などと勝手な想像を逞しくしてしまったのでした。九官鳥がウグイスの鳴き声を真似るかどうかわかりませんけれど・・・。それくらいボリュームたっぷりの鳴き声でした。

そして、しばらくして・・・。

気づくと、いつの間にかウグイスの鳴き声は聞こえなくなっていました。2時間以上も鳴いていたことになります。

そして、あの朝以来、ウグイスの声は聞いていません。
あの日たまたま、たった一回だけ、栗の木に止まって鳴いていたのか。それとも、今までにも何度も来ていたのに私が聞き逃していただけなのか。小鳥の声はウグイス以外にもいろいろ聞こえるのに、今でも印象に残るのは、あの豊かな声量の、「ホーホケキョ、ケキョ」です。

単なるとりとめもないオシャベリ、ホント、失礼しました!

 

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