セレニティカウンセリングルーム

お盆休みの東京

正月休みやお盆休みの東京は人通りが減って、街の景色も雰囲気も別の街のようです。そんな東京が結構好きで、お盆休みの一日、静かな東京に行って来ました(写真はクリックで拡大します)。

行った先が東京タワーで、撮った写真が高層ビルって、まるっきりおノボリさんですね~。
この日は浅草にも寄ったのでスカイツリーも間近で見ましたが、私の好みとしては東京タワーの方が好きかな?赤白のコントラストのなだらかなフォルムは、裾野の長い富士山にも通じる美を感じます。

人にぶつからずにのんびり歩くことができると、歩くのが苦ではなくなります、楽しくなります。普段いかに私たちは人混みにもまれているかを改めて思いました。海外から帰ってきてまず感じるのは空港ロビーでの人の多さです。「これぞ日本!」という感じで、「さあこれからいつもの日常が始まるぞ」と気構えを迫られる気がしたのを覚えています。

人口密度の高さというのは、きっと日本人の気風やメンタルヘルスにも少なからず影響しているでしょうね。大勢の中でできる限りストレスを減らして生活するためには、いやでも集団行動がうまくならざるを得ないというメリットがある反面、一方では、常に何事も競争というストレスにさらされるデメリットもあります。

日本には江戸時代くらいの人口が適当だという話も聞いたことがあります。少子化は国の活力が落ちるからと悪いことのように言われることが多いですが、働き手を増やすために子どもを産めというのは本末転倒では?人口がだんだん少なくなったらなったで、ライフスタイルを無理のない形に変えていけばよいのではないでしょうか?それに、子どもを安心して育てられる社会にしていけば、自然に子どもの数は増えていくはず。そんなこんな、人口密度のことなど思いながら、エネルギッシュな東京もいいけれど、のんびり、ゆとりのある東京もいいな~と思った一日でした。