セレニティカウンセリングルーム

古い駅舎の名残

最寄り駅は改築されて何年にもなりますが、改築前の古い駅の名残が所々に残っています。

写真のプラットホームの柵もその一つ。
電車から降りたら、目の前のツツジがあまりに見事だったので思わず写真を撮ってしまいました。そして写真を撮った後で改めて周囲を見回し気づいたこと。美しいツツジの名脇役はペンキのはげかけた薄水色の鉄柵ではないかということです。

(写真の構図が悪くて柵がよく見えないですね^^;)

鉄柵が設置されるもっと前は、この柵の場所に太い桜の木がホームに沿って植わっていたようです。今でも当時の切り株の幾つかはそのまま掘り出されずに残っています。切り株は一抱えはある太さなので、掘り出すのを断念したのでしょうか…。

当時はどんな駅だったのかな~と、ホームに沿って並んだ桜の木々から花びらの舞い散るホームを想像してみます。東京から帰ってきて、都会の喧噪からホームに放たれた途端、降りたホームが花吹雪だったら・・・。想像しただけで。。。

ピカピカのスタイリッシュな駅もそれはそれで素敵ですが、時の流れを感じさせる物には気持ちを和ませたり、思い出を喚起させたり、想像力をかき立てたり……さまざまな心模様で楽しませてくれる力があるように思う。でも、もしかしてこんな気持ちになるのも歳のせい?

 

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