セレニティカウンセリングルーム

カテゴリー 『 近況報告 』

世界が一変した今、満開の桜に思うこと

かれこれ20年、ずっと続けてきた瞑想会。会場もほとんど毎回同じ場所を借りて開催してきました。その会場に向かう駅前にある八重桜。毎年美しい彩りで楽しませてくれます。

その桜が一年で一番美しいこの時季。
こんなに満開なのに、今年は瞑想会の参加者の皆さんに見てもらうことはできませんでした。

3月も、4月も、会場が一斉に閉館になってしまい、必然的に瞑想会はお休みに・・・。

コロナの影響はまだまだ先が見通せません。あと数年は覚悟しなくてはいけないみたいです。そんな中、世界中のあちこちで、人間が消えた街の中、川の中で、いろいろな生き物の活動が見られるようになったとか。鹿が街中を歩いていたり、クラゲが運河を優雅に泳いでいたり。人間がいると出て来られなかった生き物たちが、珍しい空間を探索しているかのごとくです。

先日、たまたまテレビをつけたら「マトリックス」を放映していました。あの有名なアクションシーン以外、私はストーリーもろくに知らなかったのですが、前半のある登場人物が言う台詞にこんなのがありました。

「この地球上の生物はみんな互いに均衡を保って生きている。人間だけが他の生物を浸食している。ただ、宇宙には人間以外にもう一つ浸食してくる生物がいる。ウィルスだ。」(だいたいこんな感じ。意訳)

なんとタイムリーな!それを狙っての放映かどうかわかりませんが、まさに今の状態がそれですね。たった数ヶ月前とは世界が一変してしまいました。

この感覚。東日本大震災の時に近いものがあります。地震、津波、それに続く原発事故。放射能汚染。あの時よりは、コトの脅威を多くの人が共有できているように感じています。ウィルスの脅威は放射能より視覚化されやすく、体感されやすいからなのでしょう。放射能の危険もまだまだ解決しないどころか、何世代にもわたる課題ですが・・。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

コロナの後の世界は今までと同じではないし、同じにもなれないと言われています。ではどんな世界になるのか、どんな世界にしたいのか。私たち一人ひとりが問われています。こんなに一気に、直球ど真ん中を突いてくる課題もそうそうありません。自分の生き方が、人との関わり方が問われている今。

と言いつつだらだらと過ごしている私。それでも頭の?心の?身体の?どこかでいつも何かを模索し続けているような不思議な感覚がずっとあります。

もうすぐ大学の授業も始まり、相談業務もオンラインと、電話対応という慣れない業務形態に高齢者(私)がついて行かれるのかと緊張と不安を抱えつつ過ごす日々。

ほんとうに、まとまりないおしゃべりになりました。
皆様、くれぐれも、本当にくれぐれもお身体に気をつけて、健康第一にお過ごし下さいませ。この危機をみんなでいたわり合い、助け合って乗り越えましょう。そのためにもまず自分自身を大切に、嬉しいこと、楽しいことを忘れずに!

瞑想と、「アサーション」もね~~^^)!

新年!メタセコイアの公園とともに

遅まきながら、、、
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

この写真どこだと思われますか?
この一見異国情緒漂う風景、実は別所沼公園というさいたま市内の公園なんです。先日、所用で近くを通りかかった際、初めてこの風景に出会いその美しさにビックリしました。
(写真が下手でうまく伝わらないかったらごめんなさい)

よく晴れた新年の空。そして池のブルー。そこに並木のシルエットが水面に映えて、息をのむような美しさでした。ここに佇んだだけで、穏やかで澄み切った新年の空気が伝わってきました。

 

で、まっすぐなこの樹木は何だろう?と帰宅して調べたら、メタセコイアだとわかりました。メタセコイアが落葉樹だということも初めて知りました。それに、メタセコイアの並木道のある公園というのも珍しい気がします。

メタセコイア・・・昔、理科の授業で習ったような記憶が・・・。以来、身近にあるとは想像もしていませんでした。

何十年も同じ市内に住んでいたのに知らなかったなんて、なんともったいない!ジョギングができる歩道もあり、走っている人が一人二人・・・、池では釣り糸を垂れている人も(釣りも可だそうで)ゆっくりと時間が流れていく空間でした。

この日は、日頃から方向音痴の私が痛恨のミスで、十分に約束の時間に間に合うはずだったはずが、駅から目的と逆方向に歩いてしまい、そのため結局タクシーを使うはめに。なんとか時間には間に合って用事も無事に済ませたものの、気分的にちょっと落ち込んでいました。大体、googlemapを見ながら進んでいるのになんで反対方向に行っちゃうの?!(><)。

でも、帰り道でこんな素敵な風景に出会えて、そんなモヤモヤもいっぺんに吹き飛んだというわけです。ただ、地図はちゃんと使えるようになっておこう。

雲、暮れゆく年の瀬に

大学のキャンパス。

雲の形に目を惹かれました。

11月下旬のこと。

 

 

 

 

今年は遅い紅葉でした。

例年だとすっかり葉を落としている時季なのですが・・・。

12月2日。

 

 

 

 

12月3日。

夕日に染まる雲。

 

 

 

 

今年も残りわずかになりました。ここへ来て大学の相談室が結構忙しい。大好きなフィギュア(スケート)も観なくてはいけないし、冬休みには孫達が遊びに来るのでその準備も。っと、大したことはしていないのになんとなく気ぜわしい年の暮れです。健康に感謝しつつ、しっかり仕事納めを、と思っています。

皆様もどうか良いお年を!

台風の一夜

皆さん、先日の大雨や台風、大丈夫でしたか?
埼玉でも大学近くの川が氾濫して浸水した地域もありました。統廃合で使われなくなった小学校の校庭に、被災ゴミが山と積まれていました。

我が家はトイレの水が逆流するのでは?とヒヤヒヤしながら過ごすという、70年弱の人生で初めての体験をしました。

初めて耳にした聞いたことのない音がまず怖かったです。建物(マンション)のどこかからゴボゴボ、ガガンというような音が突然聞こえてきて、時間をおいて再び鳴る。最初はどこからの音か出所がわからない。たどっていくと、どうやらトイレのあたり、、、。ドアを恐る恐る開けると、便器の水が引いたり戻したりプクプクしているではありませんか!

逆流したら大変だ~!大急ぎでネットで対策を調べ、水嚢を作って(大きなポリ袋に水をためる)トイレの排水溝に水嚢で蓋をする。キッチンや洗面所はどうなのか?と心配しつつも、ひとまずこれで様子を見ることにする。

この頃になると、緊急メールが度々入るようになり、川の上流では警戒警報やら避難指示が出され、緊迫感が否が応でも増幅されます(←情報の多いことがいいような悪いような)。眠れぬまま時間が過ぎていく。そのうち雨が少しずつ収まり、風も弱まったので台風の目かな?と思いつつ、それでもまだまだ警戒は解けない。

ネットの天気図や警戒情報を参照しながら過ごすうち、どうやら台風の圏外に出たとわかり、ようやくホッと一息つくことができた。ここまでの緊張感でドッと力が抜けた感じで、気づくと身体のあちこちがこわばっているのがわかりました。大きな被害がなくてこれですから、被災された方達はどんなにか心身ともに大きく傷つくことか。。。。

「百聞は一見に如かず」ではないですが、どんな小さなことでも実際に自分が体験してみると、目や耳から入る情報だけでは得られないものがあるな~と痛感しました。

10月に大型台風が次々に来る・・・気候変動の影響で、これからこういうことが増えていくのかもしれませんね。最近、国連でも喫緊の課題として取り上げられている気候変動は他人事ではない、まさにそんな体験でした。

シャコバサボテンの楽しみ

年明けのご挨拶もしないまま、もう一月も終わろうという時季になってしまいました。長らくのご無沙汰本当に失礼しました。

昨年五月に弟が亡くなり、今年は年賀のご挨拶を控えさせて頂きました。やはり年が明けても祝うというハレの気持ちにはなれず・・・。

でも、暦とともに少しずつ日が長くなり、春の気配が冷たい空気の中にも感じられるようになってきて、やっと思い腰を上げてパソコンの前に座りました。

で何かと言ったら、こんな些細な近況で申し訳ないのですが・・・。

☆  ☆  ☆

ここ何年かずっとほしかったシャコバサボテンをやっと手に入れました。クリスマス頃に花屋さんで立派な大鉢を見つけたんですが、立派すぎてやめました。というのは、あの蕾になる前の小さな赤い点々が一つずつ膨らんでいくのが楽しいので、むしろ小さな株でじゅうぶんなんです(お値段も安いですしね)。

立派に咲いているのはその時が満開なので、咲き終わったらすぐに株分けが必要になるんじゃないかな~とか横着なことも考えたり・・・、いろいろ考えてクリスマスには買わずに我慢しました。去年も、一昨年も出会ってもほしい色でなかったり、買うまでには至らなくて・・・。

そうしたら、先日たまたま買い物に行ったホームセンターの入り口の片隅にシャコバサボテンが3鉢。出番が終わって散髪されたような姿だったのですが、それがまた私のほしかったものにドンピシャリ。なんてったってたくさん赤い点々がついているではありませんか!

咲き終わった後にバッサリ刈り込まれたのかもしれません。見てくれはお世辞にも良くなったかのですが、とにかく即購入。3個のうちの二つは鮮やかなピンク。買ったのは少し赤みを帯びたピンク(写真だと赤に見えますけど)。

ということで、我が家の鉢植えに仲間入り。ちなみに写真は購入してから1週間たってのものです。最初は咲き始めた花が二つくらいで、ほとんどが赤い点々状態だったのでさみしい姿だったんですよ(ビフォアアフターにすれば良かったですね)。

それがどうでしょう!室内で日中カーテン越しの日光に当てると、毎日どんどん赤い点々が大きくなってこの姿に。

もっとゆっくり大きくなってくれていいのになぁと思いつつも、成長ぶりが楽しみです。

 

(シャコバサボテンは葉っぱの切断面から、最初は針で突いたような小さな赤い点(花芽)が育ち、それが日に日に膨らんでやがて大きく花開きます。一見何もなさそうなところに突然蕾が現れるのが魔法みたいです^^)