カテゴリー 『 アサーション・トレーニング 』
研修会講師
一昨日は、アサーション・トレーニングの研修会講師として、呼んでいただきました。研修会では講義中心ではなく、できるだけ実感でわかっていただけるよう実践トレーニングを工夫してプログラムに取り入れました。前日に研修会場に宿泊して、翌日朝から夕方5時まで、一日かけての研修プログラムでした。
30名ほどの参加者の皆さんがとても熱心に学んでくださって、私自身も気づかされることがいろいろありました。ふだんのワークショップのように少人数なら実感していただけることも、大勢となるとなかなかそうはいきません。「ここをこうすれば、もっとよく理解してもらえそう」と思いつくところをチェックして、次に備えます。この研修会はシリーズで依頼されているので、次は10月の予定です。何とかして、アサーティブな表現の心地よさを実感でわかっていただきたいなあとしつこく思っていて、次はさらに工夫して、バージョンアップしようと気持を新たにしました。
ということで、自分では意識していなかったのですが、けっこう緊張していたみたいです。研修会が終わった途端、ドッと疲れが出たらしく、昨日は一日中、眠いのと脱力とでボーッとしていました。
今度の日曜日は、セレニティの定例アサーション・トレーニングがあります。こちらは6名の参加予定。ほとんどマンツーマンのワークショップです。いつものように楽しく充実したトレーニングに、と思っています。
妊婦さんが20人!
先週は軽井沢へ行ってきました。アサーション・トレーニングの一日ワークショップです。保育士さん達を対象にした連続講座のうちの一日でした。全国から集まったさまざまな年代の保育現場の方達80名弱。皆さんがとても真摯な姿勢で意欲的に学んでくださいました。そして事務局の方々とともに、園長先生たちが、スタッフとして一緒に活動しておられるのにも感銘を受けました。
園長先生だからって偉そうにしていらっしゃるわけではないんです。むしろ進行のサポート役として、マイクを持って動いたり、司会をしてくださるのが園長先生たちなのです。とっても気さくで温かい雰囲気に、こういう園長先生と保育士さんたちの働く保育園だったら、私が母親なら安心して子ども達をお願いできそうだなあと思いました。
事実、ある園長先生の保育園では、妊婦さん(&産後間もないお母さん)が20人もいらっしゃるとか!この少子化と言われる時代にすごいベビーブームですねえ。やっぱり、安心して産める環境さえ整えば、そして幸せそうな親子の笑顔が次から次へと増えていけば、自然に子どもがほしいなあという空気が生まれてくるのでしょうね。
実際、どんな保育園なのでしょう?妊婦さんが20人の保育園、ちょっと見てみたい気がしました。
アサーション・トレーニング後のエネルギー
先週の土曜日はアサーション・トレーニングでした。毎回、少人数制で、参加者個々の体験に基づいた事例をとりあげさせていただきます。それだけにどんな事例が飛び出すか、すべてライブの緊張感があります。終わって皆さんが笑顔だと、やっとホッとできます。
また、数時間のトレーニングが終わる頃には、それぞれの個性がいきいきと輝き出すのが何ともたまらない魅力です。それは単に、言いたいことがうまく伝えられるようになっていくというスキルの問題だけではないような気がします。
自分が自分でいられる、そのことが私たちにとってどれだけ自然で安定した状態であるかということを、毎回、改めて学ばされるのです。
アサーション・トレーニングの終了後は、会場の中に自然で快活な雰囲気が満ちています。何とも言えない良い雰囲気なんです。・・・って、自画自賛みたいになってしまいますが、これは、自己表現できると、誰もが本来のいきいきとしたエネルギーを取り戻すことによって起こってくる、ごく自然な状態なのであって、決して私が何かをしたからということでも何でもないのです。自然に、当たり前に、誰もが自分自身でいられる、その心地よさです。これからももっともっとプログラムを充実させて、一人でも多くの方にこの価値ある体験を味わっていただけるようにと思っています。
言葉の力(激励メール)
このところ「セレニティ通信」の編集をしています。といっても、あれやこれややりながらなので、なかなか進みませんが…。
編集に行き詰まると、ずっと以前にいただいたお便りやメールを読んだりしています。頂いた当初、何かしら心に残るものがあって、そのまま保存してあった文章は、今読んでもやはり心に響くものがあります。
時間が経っても、古くならないもの、価値は変わらないということなのですね。それは言葉の力と言っても良いでしょうか。
(ある友人のメールより)
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私の感想は
自分自身の決心を判断をあるいは決意を尊重してあげることだと思います。
それが自分を大切にすることとなると思います。
たとえ結果がどうであろうとも
自分自身のためにエネルギーを注いであげられるのならそうするべきでしょう。
(略)
自分自身を信頼すると言うことは
このような状況からはぐくまれます。
もちろん現実的なことも必要ですが
少なくとも「今現在」大本さんが問われているのは
自分自身を信頼するということでしょう
成功とか失敗は実はどちらでもよいのです
自分自身に従うことが成功であり多くの学びとなっていきます。
生はいつもチャレンジの連続です。
そしてそれは人を育んでいきます。
しかしチャレンジは自分自身の決意から生まれた
チャレンジであるべきです。
そして
どのような決断であれ
決断した自分自身を信頼し力を貸してあげて下さい。
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実はこれ、私自身が仕事ですごく悩んでいたときにある友人から受け取ったメールです。
「結果よりも自分の本当の必要性から下した決断・決意こそ、自分の糧である。」…その後、体験によって本当にその通りだなあと多くを学びました。案外、当の本人は「そんなこと書いたっけ?」と、忘れていると思いますが…。
「アサーション・トレーニング」の中でも、<決断・決意>は重要なポイントです。言葉を発するのはある意味での小さな決断の連続です。その自分自身の決断を積み重ねる体験が、より<自己肯定>へとつながっていきます。
皆さんからいただいたお便りやメールは、私の宝物であり、成長の糧にもなっています。