セレニティカウンセリングルーム

カテゴリー 『 近況報告 』

「セレニティ通信」印刷できあがり!

やっとセレニティ通信ができあがりました。印刷が終わるとホッとします、と言いたいところですが、発送作業が終わるまでは何だか落ち着きません。

発送と言っても、そんなにたいそうな数ではないのです。一時は少しまとまった数を発送していたのですが、それに比べたら、今はその半分くらいです。でも私の悪い癖で、数が減ると安心して、作業がその分ゆっくりになってしまうようで、掛かる時間は大して変わらないという効率の悪さです(単に歳と共に作業が遅くなっただけ?!)。

ということで、ホームページにも近いうちに掲載する予定です。本当は表紙とかも、画像にして載せたいなあと思っているのですが、そのうち、ということで…。

とこんなふうに言うと「セレニティ通信てそんなにすごいのか!」と思われるといけないので、あらかじめお断りせねば。実は、A4二つ折り12ページのささやか~な手作り通信です。

もし紙媒体のセレニティ通信をご希望の方がいらっしゃいましたらご連絡ください。お送りします。

ということで、近況報告でした。

「セレニティ通信」あと少し

何人かの方から「セレニティ通信」の原稿を頂いたのが一ヶ月も前のこと。5月発行の予定が6月にずれ込み、6月もすでに半ばになってしまいました。忙しい中で、急いで書いて送ってくださった方には、ホントにすみません。

もう後少しです。

今、いろいろなことが同時進行なので、あっちをやり、こっちをやり、とやっていまして…、というのは苦しい言い訳ですね。

インターネットの時代ですが、やっぱり紙媒体もあるといいなあと思っています。いつでもパラパラとひっくり返して読めるし、ネットでは伝わってこない温度のようなものも感じられて…。と勝手な思い入れで、紙の通信発行にこだわっています。

それに誰もがインターネットを使う環境にあるわけではないので、たとえ年に何回かでも、紙の「通信」を通してお便りできたらいいなと思っています。

エ?
だったら、サッサとやりなさい?

ハ、ハイ、たしかに…。 ……………すみません。

いそぎまーす。

心の悩みにバンソウコウ

私は週に二回、大学の学生相談室で相談員をお引き受けしています。

最近つくづく思うことは、学生達は大なり小なり、大学に来るまでに、人間関係やら社会の軋轢やらでずいぶん傷ついて来ているんだなあということです。

自分に自信がなかったり、対人関係にとまどっている学生達も多いです。優しくて真面目な人が多いのです。そして誰もが、当たり前のことですが、自分の人生をどう歩んでいこうかと真剣に悩んでいます。「いまどきの若者は…」とマイナスイメージで一括りにされてしまいがちですが、ちゃんと話を聴いてみると、それぞれにそうならざるを得ない理由があるのも確かです。

一見、何ごともなく、気楽に学生生活を送っているように見える学生達が、話を聴いてみると実は深刻な悩みを抱えていたりします。それらは主にコミュニケーションの問題なので、表れ方はさまざまですが、形を変えて大なり小なり、多くの学生達に共通する課題となっているのだろうなあと想像します。

よく事件があると「普通の中学生がキレた」みたいな言い方がされますが、おとなが「普通」だと思って見過ごしている一人ひとりの中に、深刻な悩みが潜んでいるのが現実でしょう。第一「普通」って何でしょうか?「普通」という言葉でくくってしまうと見えなくなる一人ひとり。そこにこそ、おとなが目を向けなくてはいけない部分ではないでしょうか。そのことを子どもや若者達が身体を張って訴えているのかもしれません。

それらの問題は10代後半から20代といった、子ども時代の総仕上げともいえる時期に噴出してきます。大学はちょうどその時期に当たりますし、。そして大学の場合なら、それは社会に出る前の最後のチャンスかもしれません。そう考えると、学生相談室の責任は重大で、その責任の重さに、一瞬たじろいでしまうほどです。

が、そうも言っていられません。たとえ学生相談でのカウンセリングが、手術に対するバンソウコウや包帯くらいの役目しかなかったとしても、包帯を巻きに行かないわけにはいきません。たとえ一時の包帯でも、それがあることで苦境から脱出できる学生達がいるのならね。

だって若い人たちの生命力はすごいのです。ひとたび気づくとグングン元気になっていきますから…。こちらも励まされます。

君の人生、好きなように生きていいんだよ。やりたいことをやってみたら。とオバサンがハッパを掛けると、彼らの目がキラキラとし始めます。本当に純粋なんです、みんな!それが「バンソウコウ」を貼る私の、原動力になっているのも確かなようです。